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<p>1950年、あるSF雑誌に無名の新人の短篇が掲載された。
異様な設定、説明なしに使われる用語、なかば機械の体の登場人物が繰り広げる凄まじい物語……この「スキャナーに生きがいはない」以来、〈人類補完機構〉と名づけられた未来史に属する奇妙で美しく、グロテスクで可憐な物語群は、熱狂的な読者を獲得する。
本書はシリーズ全中短篇を初訳・新訳を交え全3巻でお贈りする第1巻。
20世紀から130世紀までの名品15篇を収録。
解説/大野万紀。
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